チャイルドシートは何歳まで?10~11歳まで着用すべき理由を解説

チャイルドシートは何歳まで?10~11歳まで着用すべき理由を解説

チャイルドシートを嫌がるようになったのだけど、何歳まで必要?
年齢の平均身長よりも小さい場合は、何歳まで使うのがいいの?

子どもの成長は一人ひとり違い、シートベルトをしているのに事故でケガするニュースも見かけるようになり、何歳まで使うべきなのか調べている中でこの記事へたどり着いたのではないでしょうか?

結論から言うと、10~11歳までは使用すべきです。

現在、チャイルドシートの使用義務は6歳未満とされており、6歳以上は使わなくても道路交通法上、違反にはなりません。

しかし、先述の通り、シートベルトを着用しているのに、子どもが死傷する事故が増えているため、身長140cmくらい(10~11歳ごろ)までの使用が推奨されています。

ただ、子どもの安全のためには、チャイルドシートを使うべきということはわかっているものの、動き回るような年齢になると、体をがっちりとホールドされることに抵抗を覚える子もいますよね。

年齢や成長に合ったチャイルドシートを毎回買い替えるとなると、経済的負担も大きくなるため、どういうタイミングにどのタイプを使うべきかということに頭を悩まされている保護者の方もいると思います。

そこで本記事では、チャイルドシートを何歳まで使用すべきかについて、法律で定められている年齢から、安全上使用したほうが良い推奨年齢までを解説しています。

本記事を読むことで叶うこと
  • チャイルドシートを何歳まで使うべきかを理解できる
  • 子どもの成長や年齢に合ったチャイルドシートを選べる
  • チャイルドシートの買い替えによる負担を軽減するコツがわかる

記事の最後では、買い替えサイクルの組合せ例や経済的負担を軽減する方法についても紹介しているので、子どもの安全を守りながら、費用軽減も叶えたいという方はぜひ参考にしてくださいね。

1.チャイルドシートは10~11歳ごろ(身長140cm以上)まで使用しよう

チャイルドシートの義務期間

冒頭でもお話しした通り、チャイルドシートは10~11歳ごろまでは使用することをおすすめしています。

この章では、法律と安全性の2つの観点から、チャイルドシートを何歳まで使用するべきかについて解説します。

1-1.6歳未満までは使用義務!交通違反になる

冒頭でもお話しした通り、幼児用補助装置(チャイルドシートもしくはジュニアシート)を何歳まで使用するべきかを法律の観点からお答えすると、6歳未満は使用しなければならないと義務づけられています。

(引用:e-Gov法令検索「道路交通法第71条3項」)

6歳未満は使用義務となっていますが、着用義務の違反には罰金がありません。

ただし、着用義務となっているため、運転手に対しては交通違反点数として1点が加算されます。

大事な子どもの命を危険にさらすことがないよう、義務付けられている0歳から6歳未満までの幼児期はチャイルドシートを使用している人がほとんどです。

以下は、警視庁とJAF(日本自動車連盟)が行った「チャイルドシート使用状況全国調査(2024)」の結果をまとめたグラフです。

チャイルドシート使用状況

チャイルドシートの使用率は年々増加しており、2024年度は6歳未満の子どもを持つ家庭の約78.2%が使用していました。

しかし、子どもの年齢が高くなると、チャイルドシートの使用率は低下し、車両シートにそのまま座らせたり、大人用シートベルトを使ったりする人が増えてきます。

一部、誤った認識でチャイルドシートに乗せていない人もいますが、新生児の退院時やレンタカーの利用時、親族や友人に借りた車に乗せるときなども、チャイルドシートが必要です。

免除になると思い込んでいる人は少なくありませんが、法律で定められている特別なケース以外は、免除にならないため、子供の命を守るという意味でも、チャイルドシートを着用しましょう。

チャイルドシートの使用義務内であっても免除されるケース

ほとんどの場合において、6歳未満はチャイルドシートの利用が義務付けられています。

ただし、以下のような疾病や療養上チャイルドシートやシートベルトを使用できないなど、その他政令で定めるやむを得ない理由がある場合は、使用義務であったとしても免除される可能性があります。

▼チャイルドシートの着用が免除になるケース
  • チャイルドシートを固定することで定員人数内にもかかわらず、全員が乗車ができなくなるとき(例:軽自動車で大人2人・子ども3人の5人が乗車する場合)
  • 軽自動車で大人2人・子ども3人の5人が乗車する場合)
  • 骨折や脱臼、ひどいアトピー性皮膚炎など、療養上の問題で着用が困難な場合
  • 著しい肥満や成長により、適切なチャイルドシートを使用できない場合
  • 走行中に授乳やおむつ交換など、お世話をする必要があるとき
  • 緊急で子どもを乗せなければならない時(例:迷子の子どもを警察へ連れていく、ケガをした子どもを病院へ連れていくなど)

1-2.6歳の義務期間を超えても10〜11歳ごろ(身長140cm以上)まではチャイルドシートを使おう

先述の通り、チャイルドシートは6歳を過ぎれば、シートベルトだけでも交通違反にはなりません。

しかし、子どもの体型を考慮すると身長140cmくらい(10~11歳ごろ)まではジュニアシートを着用することをおすすめします。

なぜなら、チャイルドシートを使わずシートベルトを着用した子どもが死傷する事故が増加しているためです。

2024年8月福岡市で、軽自動車の後部座席でチャイルドシートではなくシートベルトを着用していた姉妹がなくなる事故が発生しました。
参考:産経新聞「子供のチャイルドシート着用基準、海外との違いも 福岡で姉妹の死亡事故 推奨基準見直し

衝突時の衝撃により、シートベルトで腹部を圧迫されたことが姉妹の死因と言われています。

身長によるシートベルトの位置

また、140cm未満の子どもが直接シートへ座ってシートベルトを着用すると、ベルト部分が首にかかり、車の衝突時に頸動脈を切断する可能性もあり、非常に危険です。

実際に事故の衝撃を検証した動画があります。

ジュニアシートの必要性(JAFユーザーテスト)

この検証から、シートベルトが首や腹部を圧迫することがわかっています。

一般的に安全とされているシートベルトですが、安全に使えるのはあくまでも適正な身長だった場合です。

そのため、JAFは6歳以上でも140cm未満の子どもは、ジュニアシートなどの着用を推奨しています。

2025年には、シートベルトの着用基準がさらに見直され、身長150cm未満に引き上げられる予定です。

体が大きくなるとチャイルドシートの使用率は下がる傾向にありますが、子どもの場合、シートベルトの使用が逆に危険な場合もあるため、JAF推奨の身長まではチャイルドシートを使うようにしましょう。

2.チャイルドシートからジュニアシートへの切り替えタイミング

チャイルドシートからジュニアシートへの切り替え

チャイルドシートを何歳まで使用すべきかがわかったものの、子どもはすぐに成長するため、どういうタイミングでジュニアシートへ切り替えるべきか判断に迷う人もいると思います。

そこで、この章では、チャイルドシートからジュニアシートへの切り替えタイミングについて、詳しく紹介します。

先述の通り、6歳以上になってチャイルドシートを即卒業するのではなく、子どもの体型や身長によって使い分ける必要があります。

チャイルドシートのタイプは、次の3つです。

チャイルドシートの種類と参考年齢

出典:ナイスベビー

チャイルドシートは、大きく分けるとベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートの3タイプがあります。

具体的な年齢や身長をもとに、切り替えタイミングの目安について解説していくので、このまま読み進めてくださいね。

2-1.年齢・身長別早見表

まずは、年齢・身長に応じたシートベルトタイプの全体像を把握していきましょう。

以下は、年齢・身長別のチャイルドシート早見表です。

年齢・身長別のチャイルドシート早見表

参考:ナイスベビー「軽くてコンパクト!持ち運びもできる!月齢別チャイルドシートの選び方

シートタイプを細かく分けると、5つに分類できます。

タイプ 年齢 特徴

乳児用

新生児~1歳ごろ

  • 首が座っていない赤ちゃんを支えることを目的としたチャイルドシート
  • 使用期間が限られている

乳幼児用

新生児~4歳ごろ

  • 後ろ向き・前向き利用ができる乳児・幼児兼用タイプのチャイルドシート
  • 新生児から幼児期まで長く使える

幼児用

1歳~4歳ごろ

  • 前向き使用のチャイルドシート
  • 1歳ごろから幼児期までの期間で使える

幼児・学童用

3歳~11歳ごろ

  • 幼児期から学童期まで、長く使えるタイプのチャイルドシート
  • 1歳半ごろから11歳まで長く使える

学童用

3歳~11歳ごろ

  • 背もたれ付きと、背もたれを取り外せるブースタータイプのチャイルドシート
  • 幼児期から12歳ごろまで使える

用途に合わせたタイプを選ぶようにしましょう。

なお、買い替えサイクルについては、後ほど「2-3.買い替えサイクルの例」で紹介します。

買い替え時期に悩んでいる人や、これからチャイルドシートを買う上で、計画的に購入したいという人は、ぜひこのまま読み進めて参考にしてくださいね。

2-2.ツールを使った検索方法

年齢や身長に応じた適正チャイルドシートの全体像を把握いただけたと思いますが、子どもの成長は一人ひとり違いますよね。

「うちの子は小さいけれど、年齢や平均身長を基準に選んで大丈夫?」
「平均身長よりも大きいのだけど、年齢的にジュニアシートは早い?」

このような不安や心配から、チャイルドシート選びに難しさを感じている人もいると思います。

図表から適正なチャイルドシートを判断するのが難しい場合は、JAFが提供しているツールを活用するのがおすすめです。

出典:JAF「こどもに合ったチャイルドシートを知ろう

子どもの身長と体重を入れることで、おすすめのチャイルドシートを一覧で教えてくれます。

子どもの成長曲線をご覧いただくとわかる通り、身長差や体重差が大きく、子どもの年齢と身長だけでは判断が難しいケースもあると思います。

判断に迷うときは、ツールを活用して子どもの成長に合ったチャイルドシートを選びましょう。

2-3.買い替えサイクルの例

買い替えサイクルの例

出典:ナイスベビー

買い替えタイミングはいろいろありますが、私たちナイスベビーのおすすめは組合せ2「乳児用+幼児学童兼用」です。

首がすわらない赤ちゃんの間はしっかりと体をホールドし、衝撃を和らげるクッション性にも優れた「乳児専用のベビーシート」を使用することで、より安全に乗せることができます。

ですが、子どもが成長し、ひとり座りや歩行ができるようになると、がっちりと体をホールドされる乳幼児用では窮屈に感じてしまい、座り心地の悪さからチャイルドシートを嫌がるようになるケースが少なくありません。

そのため、幼児期になったタイミングで、背もたれ付きのジュニアシートへシフトするのがおすすめです。

ジュニアシートの中には、1歳ごろから使える製品があり、購入回数を減らして長く使うことができます。

ケースバイケースではありますが、紹介した組み合わせを参考に、買い替え時期を検討してみてくださいね。

3.買い替えサイクル的に短期間の使用になりそうな場合や帰省時はレンタルもあり!

使用義務期間が終わっても、子どもの命を守るためには、10~11歳(140cmくらい)までチャイルドシートを利用するのがおすすめです。

ですが、チャイルドシートを購入する必要があり、費用的な負担は小さくはありませんよね。

買い替えサイクル的に使用期間が短くなりそうなケースや、一時的な利用の際には、レンタルをするのもひとつの方法です。

▼レンタルがおすすめなケース

  • きょうだいができたため、乳幼児用を下の子が使うが、上の子がもう少しでジュニアシートになる
  • 新生児の間は公共交通機関の利用を考えている
  • 将来的にきょうだいを考えているが、それまでの間、自宅で保管しておく場所がない
  • 複数のモデルで迷っている

レンタルは、最新・高性能のモデルをレンタルでき、子どもの成長に合わせて簡単に変更できます。保管スペースの確保や処分する必要がなく、必要な期間だけ利用することも可能です。

また、お試し利用にも最適で、購入前に使用感を試せるため、
「子どもが大きくなると後ろ向きを嫌がるようになり、想定よりも早く幼児用チャイルドシートを買うことになってしまった」
「チャイルドシート購入後に、あると思っていたISOFIX(アイソフィックス:チャイルドシートを固定する金具)がない車種であることがわかり、買い替えることになった」
「新生児用の体をホールドするクッションを赤ちゃんが嫌がり、泣き続けるため、別のチャイルドシートを買うことにした」

という後悔やリスクを回避できます。

日常的に車を使う場合や、きょうだいが多い場合は、購入する方がお得になるケースもあります。
しかし、里帰りや車で旅行するときだけなど、利用期間やシーンが限られている場合は、レンタルにすることで最低限のコストで導入できるため、経済的負担を軽減できる可能性が高いです。

保管場所の確保など、収納に関する悩みや手間も回避できるため、買い替えサイクルや利用シーンが限られるようなケースは、レンタルをうまく活用しましょう。

4.かしこくレンタルするならナイスベビーがおすすめ

かしこいママのかしこいレンタル

出典:ナイスベビー

必要な時期に、適切なチャイルドシートを使いたいと考えるのであれば、ぜひベビー用品専門店のナイスベビー(Nice Baby)をご利用ください。

ナイスベビーは、ベビー用品のレンタルや販売を行っているサイトです。品揃えが豊富で、全国配送にも対応しているため、お住まいの地域に関係なくご利用いただけます。

チャイルドシートは、安いものなら2週間1,980円(税込)からレンタルでき、トラベルシートとしても利用できる高いものでも6か月あたり46,200円(税込)で利用可能です。

サイベックス メリオカーボン&エイトン アップリカ スムーヴTS インファントカーシート 日本育児 トラベルベストECプラス

出典:ナイスベビー

例えば、乳児用の「アップリカ スムーヴTS インファントカーシート」の場合、メーカー小売希望価格は33,000円(税込)です。

ひとり座りできるまでの9か月間を乳児用チャイルドシートで考えている場合、レンタルなら26,400円となるため、購入するよりもレンタルのほうが6,600円安くなります。

ただ、安くなるとは言え、レンタルに対して抵抗がある人もいますよね。

メンテナンスの全貌」で解説していますが、ナイスベビーでは、赤ちゃんが使うものだからこそ安心してレンタルしていただけるよう、細かなメンテナンスと品質管理を徹底しています。

例えば、回収してきた商品は、大型の洗浄機で大きな汚れを落としたあと、160℃の高温スチームを用いて、手作業で殺菌しています。

また、2022年には、洗剤を使わない最新の次世代洗濯システム「Wash+Technology」(特許取得済)を採用し、敏感かつ繊細な赤ちゃんの肌にもやさしいアレルゲンフリーのメンテナンスを行っています。

アルカリ電解水のみで洗浄するため、99.9%が水です。

洗剤を使うような場合でも、ヤシ、小麦、とうもろこしなどの植物由来の洗剤を使用し、赤ちゃんだけでなく、自然にも配慮した洗浄でメンテナンスを行っています。

そのため、いつご利用いただいても、新品のような状態でご利用いただけます。

▼ナイスベビーでチャイルドシートを借りた人の声

実家へのお泊りのためにレンタルしました

カーシェアでときどき車になるだけなので簡易的なベビーシートをレンタル

出典:ナイスベビー「日本育児 スマートキャリー ブラック&ライトグレー 新生児から ベビーシート

実際にナイスベビーを利用し、使い心地や便利さを感じている人がたくさんいます。

2週間からレンタル可能なので、チャイルドシートを試したい人や、少しの期間だけ必要になる場合などにぜひご活用ください。

ナイスベビーでレンタル予約する

5.まとめ

チャイルドシートを何歳まで使うべきなのか判断に迷う方もいるかもしれませんが、使用義務である6歳を過ぎても、子どもの安全のためには10~11歳ごろまで使うのがおすすめです。

特別な理由がない限りはチャイルドシートが必要で、子どもの成長に合った適切なチャイルドシートを使う必要がありますが、利用頻度や年齢によっては購入を躊躇してしまうこともあるでしょう。

ナイスベビーでは、最短2週間からレンタルできるチャイルドシートを豊富に取り揃えています。

里帰りや、購入前のお試しに、ナイスベビーのチャイルドシートレンタルをうまく活用し、よりよいチャイルドシートを選んで、子どもの安全を守りましょう。

ベビー用品のレンタルは
ナイスベビーにおまかせ!

取り扱いレンタル商品400種類、在庫数3万点以上!
ベビーベッドを中心にベビーカーやチャイルドシート、ハイローチェアなど最新モデルを含め、数多くの商品の中から自分にぴったり合うベビー用品をレンタルすることができます。

ナイスベビーならはじめてのレンタルでも安心

赤ちゃんが使うものだし、レンタル品は衛生面が心配。

高温スチームやオゾン発生機、電解水を用いた独自の
メンテナンス技術で衛生的で安心してご利用いただけます。

高温スチームやオゾン発生機、電解水を用いた独自のメンテナンス技術で衛生的で安心してご利用いただけます

借りたものを壊しちゃったらどうしよう。

ナイスベビーの安心サポートで利用中に壊してしまっても弁償はありません。無料で交換いたします。

はじめての出産で何を用意すればいいのか分からない。

分からないこと、不安なことがあればいつでもお気軽にお電話ください。オペレーターが適切なアドバイスをします。

  • [月~金曜日]9:00~18:00
    [土曜日]9:00~14:00
    日・祝・第3土曜日 休み

ベビーベッドの組み立てがちゃんとできるか心配。

ナイスベビー便配送によるベビーベッドの組み立て、設置、詳しい使用説明をしますのでご安心ください。

※ナイスベビー便配送エリアが限定されています。また組み立てには駐車スペースの確保をお願いしております。

ナイスベビー便配送によるベビーベッドの組み立て、設置、詳しい使用説明をします

カタログ無料請求受付中!

最新版カタログの表紙を飾るのは南明奈さん&濱口優さんご夫婦!

レンタル品も購入品もまとめて見られて便利!
出産準備に必要なアイテムや育児に役立つ
情報がギュッと詰まった一冊をお届けします。
濱口家流ハッピー子育てインタビューも必見です!

戻る