ベビーベッドと添い寝に悩むママに読んでほしい!正しい添い寝の実践法
赤ちゃんを迎えるにあたり、大きな悩みの一つ「寝る場所」の問題。特に初めて赤ちゃんを迎えるママにとっては、添い寝をする?ベビーベッドに寝かせる?ということで悩まれている方も多いのではないでしょうか。赤ちゃんのいる生活を想像するのって本当に難しい…、というよりできないですよね。
実際に筆者の私も出産前は、生まれてすぐは同じ部屋に寝て、数か月したら海外のように子供部屋にベッドをおいて寝かせようかな…、と考えていました。しかし、出産を終えた後は想像を超える生活となり、海外映画のような別室で…などと簡単いくものではありませんでした。
2~3時間おきに赤ちゃんの鳴き声で起き、眠気を押して赤ちゃんに授乳する。この大仕事をこなすには、赤ちゃんにすぐ授乳をできる体制がとれること、赤ちゃんと近くに寝る=添い寝することが、私にとっては必須となりました。
とにかくママは寝る時間がないのです。特に母乳育児の場合は授乳頻度が増すので、1時間でまた起こされるなんてこともよくあること。その都度起き上がり、赤ちゃんのベッドに行って…とは、実際には簡単にできることではないのです。
添い寝とは、赤ちゃんとママが寄り添って眠ること。赤ちゃんにとってママのそばで眠ることは何よりも安心できる環境ですし、ママにとっても負担を軽減できる最善の方法ですので、是非とも添い寝をおすすめします。
絶対おすすめの添い寝ではありますが、実は、やり方を間違えると大きな事故にもなりかねません。
そこで今回は、可愛い赤ちゃんと安心できる睡眠環境を作るために、正しい添い寝とベビーベッドや便利グッズの紹介、また、やってはいけない添い寝についての注意事項なども交えてご紹介します。赤ちゃんを迎える準備のイメージづくりに是非お役立てくださいね。
1. まちがいだらけの添い寝方法と3つのリスク
「添い寝をするか、ベビーベッドで寝かせるか」
まず最初に考えるのがこの問題です。ママと同じベッドや布団で赤ちゃんを寝かせる、これが一般的な「添い寝」のイメージかもしれません。実際のところ、このようなスタイルで寝ているご家族はとても多いと思います。しかし!これには注意が必要!ここには赤ちゃんを危険にさらすたくさんの要素が隠れています。消費者庁からもそのリスクにつ注意喚起が出されていますので、まずはこの点をしっかりと理解しましょう。
1-1. 大人のベッドや布団での添い寝は絶対にダメ!
ママと同じベッドや布団で赤ちゃんを寝かせる添い寝、実はこれこそが「一番ダメな添い寝」なのです。新生児の時、寝返りが打てるようになった時、それぞれに大きな危険が隠れています。ここではこの添い寝方法に伴う3つのリスクを実際に起きた事故事例を交えながら紹介します。
1-1-1. 寝返りができない新生児との添い寝リスク
大人の掛け布団は赤ちゃんにはとても重たく、さらに大人の体温がプラスされ汗っかきの赤ちゃんにはとても苦しい環境となってしまいます。また知らぬ間に赤ちゃんの口や鼻が覆われ、窒息の原因にもなりかねません。寝返りがまだ打てない赤ちゃんは、苦しい環境を自分で回避することができません。赤ちゃんには赤ちゃん専用の掛け布団が必要です。
1-1-2. 寝返りが打てるようになった赤ちゃんとの添い寝リスク
生後数か月が経つと寝返りをうったり赤ちゃんも大分しっかりしてきますが、この時期は新生児の時とはまた違ったリスクが発生してきます。寝返りを打ち、いつの間にかベッドの壁のすき間や敷布団のすき間に挟まり窒息してしまったり、ベッドの足元の方に転がり転落してしまうなどの事故がたくさん報告されています。危険性がさらに増してくることをしっかりと頭に入れておきましょう。
医療機関から消費者庁に寄せられた、0~1歳の赤ちゃんが大人用ベッドから転落する事故報告の詳細は、こちらの記事に詳しく記載されています。合わせてお読みください。
1-1-3. 大人の動きが安全を確保できない
寝返りで赤ちゃんを圧迫してしまったり、布団が顔にかかったままになったり、眠り込んだ時は赤ちゃんの安全は確保できないものです。
1-2. それなら添い寝はできないの?どうやって添い寝するの?
同じところに寝ないなら、添い寝とは言わない?と思う方もいるかもしれませんが、同じベッドや布団に寝なくても、添い寝できる方法はあります。添い寝とは赤ちゃんの近くにママがいて、赤ちゃんの安心できる環境を作ってあげること。ママがとなりにいるだけで赤ちゃんは安心して眠りにつくことができます。赤ちゃんと大人、それぞれが安心して眠れるスペースをしっかり確保し、添い寝を実現するための安心で安全な方法をこのあとにご紹介します。
2. 添い寝を実現するための安心で安全な方法
赤ちゃんを迎えることでご家族の寝室のスタイルも変化していきます。ママパパの寝室に赤ちゃんのスペースを追加する、赤ちゃんとママは別の部屋に寝るなど、さまざまな生活スタイルがありますね。ここでは、ベッドスタイルとお布団スタイルそれぞれの添い寝方法について提案します。赤ちゃんにもママパパにも安心で安全な就寝環境を整えていきましょう。
2-1. 大人のベッド+赤ちゃんのベッド
寝室に赤ちゃんのベッドスペースが確保できるのであれば、添い寝ベッドを置きましょう。大人のベッドにぴったりとくっつければ、ママのとなりに赤ちゃん専用の睡眠スペースをつくることができます。
2-1-1. ナイスベビーラボおすすめの添い寝ベッド5選
[ 1 ]添い寝の定番!標準サイズの添い寝ベッド |
★ニュー添い寝ベッド★ |
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[ 2 ]狭いスペースにはミニタイプの添い寝ベッドで! |
★ビーサイドMini★ 標準サイズと比べて長さ約30cm、幅(奥行)約10cmもコンパクトサイズで場所を取りません。ベッドの高さ調整は3段階、キャスターは全てストッパー付きなので、ベッドが動かないようしっかり固定出来ます。ツーオープンタイプは前枠と横枠の両面が開閉できるので、おむつ交換など赤ちゃんのお世話も楽にできます。 |
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[ 3 ]超小型ミニベッドに待望の添い寝タイプができました! |
★With(ウィズ)★ 新生児期にぴったりの超小型サイズ(80cm×50cm)に添い寝ができるベッドが登場しました。床板の高さは9段階で調整が可能。大人用ベッドの高さにもぴったり合わせることができます。キャスター付きで寝室からリビングにも移動ラクラクです。 |
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[ 4 ]コンパクトな万能ベッド。夜は添い寝ベッド、昼間はリビングでお昼寝ベッドに! |
★ベッドサイドベッド Soine(ソイネ)★ コンパクトタイプの添い寝ベッド。高さは6段階で調整が可能、付属のセーフティベルトでママのベッドにしっかり固定できます。キャスター付きで室内の移動も簡単なので、昼間はリビングに置いてお昼寝ベッドとしても使えます。ドーム型のかや付きで、蚊やほこり、エアコンの直風などから赤ちゃんを守ります。 |
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[ 5 ]コンパクトで持ち運びにもピッタリな添い寝ベッド |
★ベッドサイドクリブ CoZee(コジー)★ 大人用ベッドと2本のセーフティベルトでしっかり固定できます。高さは6段階で調整が可能です。開閉シートを閉じれば単体のベッドとして使用でき、扉部分はメッシュになっているので赤ちゃんの様子がわかり安心です。折りたたみも簡単にできるので帰省や旅行にも持ち運びが簡単です。 |
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2-2. 寝室にベビーベッドを置くスペースがない場合
この場合は、ベッドで寝ることはあきらめて、ママと赤ちゃんは別の部屋でお布団で寝るのがベストな方法です。でも、どうしても寝室を使いたい!という方には、ベッドにおいて赤ちゃんのスペースを作るベッドインベッドを利用されてみていかがでしょうか。
★ベッドインベッドフレックス★ カタチを変えながら成長に合わせて使えます。新生児から4ヵ月頃までは添い寝サポートとして、腰が座ってきたらお座りサポートとして、椅子に座れるようになったらお食事シートとしてマルチに長く使うことができます。 |
★ベッドインベッドエイド★ 添い寝をサポートする三角型クッション。従来の使用期間の短さを幅を調節することで、成長に合わせて長く使えるようになりました。三角型クッションがベビーとの境界を作り安全な添い寝をサポートします。 |
参照:ファルスカ
2-3. お布団で寝る場合
お布団で寝る場合は、赤ちゃん用のお布団を必ず用意しましょう。この際に柔らかすぎる布団は赤ちゃんが沈み込んみ窒息の危険性がありますので、硬めのものを選ぶとよいでしょう。生後間もない赤ちゃんであれば、ママの布団のとなりに赤ちゃん用の簡易ベッドを置くのもよいかと思います。大きくなってきたら赤ちゃん用のお布団に寝かせてあげてくださいね。
ママとお布団を並べて一緒に寝よう! |
★ベビー組ふとんセット★ 赤ちゃん用のお布団は、敷き布団、掛けふとん、枕など必要なものが揃ったセットが便利です。サイズは標準の120センチサイズを選んでいただければ長く使えておすすめです。洗濯機で丸洗いできるものも多いので安心ですね。 |
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さっと広げて使える便利なコンパクトベッド |
★ファルスカ コンパクトベッドフィット★ 狭いお部屋を想定した省スペース&コンパクトな持ち運べる寝具。ママのお布団の横にサッと広げて赤ちゃんのおやすみスペースが作れます。使わない時は、折りたたみ、その中にお布団や枕を収納できる優れもの。お昼寝の時はリビングに広げれば、いつでもどこでも赤ちゃんも安心してお寝んねができます。 |
参照:ファルスカ
2-4. 赤ちゃんだけベビーベッドに寝かせる場合
赤ちゃんはベビーベッドに、ママは自分のベッドやお布団で寝るというスタイルは比較的少数派かと思います。夜中の授乳回数が少なく、しっかり長時間寝てくれる赤ちゃんは、赤ちゃんだけベビーベッドに寝かせる事もできますね。この場合は、ママの布団やベッドで添い寝をしながら赤ちゃんを寝かしつけ、赤ちゃんが寝たら、そっとベビーベッドに移動してあげましょう。寝かしつけの際は、大人が寝込んでしまわないように十分に注意してください。
寝室に置くベビーベッドの選び方については下記の記事をご覧ください。ベビーベッドのサイズの比較、実際に寝室に置いたイメージ、一緒に使うお布団の紹介など、詳しく記載していますので、是非参考にしてください。
3. 添い寝のすすめ
3-1. 添い寝をすすめるその理由
本文冒頭でも述べていますが、筆者の私個人の意見としては添い寝を強くおすすめします。これは私の実体験からあくまでも個人的見解で述べています。私は完全母乳でしたので粉ミルクでの授乳経験はないため、母乳育児経験からの話しが多くなりますが、ご理解頂ければ幸いです。
私が添い寝をおすすめする理由として大きく2つの理由があります。
1つは、授乳という大仕事をこなすためです。
一般的に母乳育児の場合は、授乳頻度が高くなるので必然的に夜中の授乳も多くなります。夜中の授乳のたびに起き上がり、赤ちゃんをベッドから連れてきて授乳、寝かしつけてまたベッドへ…。これを夜中に複数回やるというのは本当に大変なことです。
赤ちゃんが隣に寝ていれば、すぐに授乳ができて寝かしつけもぐっと楽になります(楽ではないですが…)。粉ミルクの場合は授乳回数は少なくとも、ミルクを作る作業や授乳後の片付けがあったりと、どちらにしてもママにとっては大変な任務なのです。できるだけ赤ちゃんがママの近くにて、すぐに授乳体制がとれること、これがママにとって一番の負担軽減になります。
また、授乳後の吐き戻しも近くいればすぐに対処ができますし、体調不良の時なども赤ちゃんの様子がすぐわかるので安心なのも理由のひとつです。
2つ目は、今、この時しかない時間を満喫してほしい、ということです。
夜中の授乳は本当につらく大変ですが、小さな赤ちゃんにとって一番安心できるのがママの腕の中です。時折なかなか寝なかったり泣き止まなかったり「も~~早く寝て~~!!」と叫びたくなることだってあります。でも、夜中に大泣きをしてママを起こす小さな巨人(笑)が、ミルクを飲んでママの腕の中でスヤスヤ眠りつく、ママの近くなら安心して寝てくれる。その可愛さ、愛おしさは、ママにしか味わえない母親冥利に尽きるのです。この時期はママにとって本当につらくて大変な時期ですが、長い子育てのほんの一瞬です。今この時しかないこの時間を存分に味わってほしいと、心から思うのです。
産後の頻度の高い授乳期も落ち着いた後に、私には新たな試練が訪れました。それは育児休業期間を終え職場復帰をした時です。 |
4. まとめ
この記事を書いていて、ふと、その当時に投稿した自分のSNSを見返えしました。「夕べは初めて授乳で一度も起きなかった!こんなに長時間寝たのは産後初!」という書き込みが、産後1年8ヶ月ちょうどの日にありました。朝起きて自分でびっくりしたことを思い出しました(笑)。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ベビーベッドにするか、添い寝にするか、また、添い寝のスタイルや寝る場所についてのお悩みに、お役立ていただけましたでしょうか。まずは生活スタイルに合った安心できる睡眠環境を整えることを第一に、ママは赤ちゃんのそばでいつも見守り寄り添っていただければ、赤ちゃんにとって最高の環境となることと思います。
今しかない今だけの時間を大切に、たくさんたくさん愛情をそそいであげてくださいね。
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